里帰りしない出産を選んだあなたへ。ワンオペを防ぐために今できる準備 | 産後特化型オンラインカウンセリング

子育てコラム

里帰りしない出産を選んだあなたへ。ワンオペを防ぐために今できる準備

「里帰りしない出産」とは、出産後も実家には戻らず、自宅で育児をスタートするスタイルです。 近年では、パートナーと二人三脚で育児をしたいという思いや、仕事や距離の関係で実家に頼るのが難しいといった理由から、この選択をする家庭が増えています。

でも、サポートが少ない中での出産や育児に、不安を感じているママも多いはず。 とくに気になるのは「ワンオペ育児」になってしまうことではないでしょうか。

この記事では、出産前の準備から、産後の生活をスムーズに乗り切るための工夫、心の支えの作り方まで、具体的なヒントをお届けします。 ママが安心して育児に向き合えるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

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「里帰りしない出産」とは?メリットと注意点

一般的に、出産後は実家に戻り、親のサポートを受けながら育児をスタートする「里帰り出産」がよく選ばれます。 一方、実家に頼らず、パートナーと自宅で育児をするのが「非里帰り出産」。

このスタイルには、家族での絆が深まる、自宅でリラックスして過ごせる、職場復帰の準備がしやすいなどのメリットがあります。 「自分たちのペースで育児ができる」「気を使わずに生活できる」といった声も多く聞かれます。

ただし注意点もあり、家事や育児の負担が一人に偏ると、心身ともに大きな負担になってしまうことも。 また、育児初心者の夫婦にとっては、経験者のサポートがないことが不安要素になることもあります。 そのため、パートナーとの協力や、周囲のサポートを前提に、事前の準備がカギとなります。

事前に整えておきたい!暮らしと心の準備

出産後の生活をスムーズにするためには、出産前からの計画がとても大切です。

まずは「誰が・いつ・何をするか」を話し合っておきましょう。 料理、洗濯、掃除などの家事はもちろん、夜間の授乳やおむつ替えも含めて分担を。 「やれる人がやる」ではなく、あらかじめ役割を決めておくことで、トラブルや不満の芽を減らせます。

また、いざというとき頼れる人やサービスをピックアップしておくと安心です。 地域の子育て支援や、産後ケアサービス、家事代行などを調べておきましょう。 とくに、夜間のサポートや緊急時の相談先は事前にチェックしておくと、いざというときに慌てずに済みます。

物品もリストアップしておくと安心。 赤ちゃん用品だけでなく、ママ自身のためのケア用品や、体調に合わせた服も忘れずに。 例えば、授乳クッションや円座クッション、冷え対策のグッズなども、あるとぐっと楽になります。

さらに、出産前にシミュレーションしておくこともおすすめです。 たとえば「パパが仕事で不在のときの1日の流れ」や「上の子がいる場合の過ごし方」などを考えておくことで、いざという時に心構えができます。

「ワンオペ育児」にならないために

ワンオペ育児とは、育児や家事をママひとりが抱えてしまう状態のことです。 非里帰り出産では、この状況になりやすいという声も多く聞かれます。

対策としては、まず「話し合い」が第一歩。 パートナーと具体的に役割を分けて、無理なく協力できる体制を作りましょう。 例えば、朝の時間帯はパパが担当、夜は交代制など、ライフスタイルに合った方法を見つけてください。

また、頑張りすぎず「頼ること」も大切です。 親や友人、自治体のサービス、民間のサポートなど、使えるものは遠慮なく活用して。 とくに「週1回でも誰かに預けて少し休む」というだけでも、気持ちに余裕が生まれます。

「全部自分でやらなきゃ」と思い込まずに、少しずつでも人に頼ることで、心に余裕が生まれます。 そして、その余裕が、赤ちゃんにも良い影響を与えてくれます。

育児中の孤独感もワンオペ育児の大きな課題のひとつ。 誰かに話すだけで気持ちが軽くなることもあります。 ママ友やオンラインの育児コミュニティに参加して、共感し合える場を持つこともおすすめです。

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出産後の暮らしをラクにする工夫

産後は、赤ちゃんのお世話で生活が一変。 少しでも余裕をもって過ごすために、次のような工夫を取り入れてみてください。

  • 家事は優先順位を決めて、完璧を目指さない
  • 作り置きや宅食サービスを活用する
  • ロボット掃除機やタイマー付き家電で時短
  • 赤ちゃんが寝ている間に一緒に休む
  • ネットスーパーを活用して買い物を省力化
  • お風呂はパパの担当にして、ママの自由時間を確保

「やらなきゃ」よりも「できたらOK」の気持ちで取り組むことが大切です。 ママの心と体を守ることが、赤ちゃんにも一番の安心につながります。

また、スケジュール管理もポイント。 スマホアプリなどを活用して、1日の流れをざっくり可視化しておくと、自分のペースがつかみやすくなります。

リビングやキッチンなど、よく使うスペースを使いやすく整えるのもおすすめです。 ベビー用品の置き場を決めておくだけでも、日々の負担が減り、気持ちにも余裕が生まれます。

心のケアも忘れずに。産後うつを防ぐために

産後はホルモンの変化や睡眠不足で、気持ちが不安定になることも。

「私だけがつらいのかな…」と感じたら、それはサインかもしれません。

心のケアとして、

  • パートナーと感情を共有する
  • 定期的に一人の時間を持つ
  • 友人とおしゃべりをする
  • 専門機関に相談する といったことが効果的です。

産後うつを未然に防ぐためにも、「気づいたらすぐ対処する」「ためこまない」ことが何より大切。

SNSなどで他のママの体験談を読んだり、育児アカウントをフォローしたりするのもおすすめ。 「自分だけじゃない」と思えることが、気持ちをぐっと楽にしてくれます。

また、音楽や香り、自然に触れることも心の癒しになります。 お気に入りの香りのアロマを焚いたり、子どもと一緒に散歩したり、ほんの少しの気分転換を意識してみてください。

自分を責めず、無理をしない。 必要なら医療やカウンセリングに頼るのも、立派なセルフケアです。

まとめ

「里帰りしない出産」は、準備と工夫で、安心して迎えることができます。

大切なのは、自分と家族に合った方法を選ぶことです。 情報に振り回されず、信頼できる人と相談しながら、一歩ずつ準備していきましょう。

そして、ママ自身のケアを最優先に。 疲れたら休む。泣きたくなったら泣く。それでいいんです。 ママが笑顔でいられることが、赤ちゃんにとっても何よりの安心です。

もし不安なことがあれば、地域の保健師さんや助産師さんに相談してみてくださいね。 あなたの頑張りを見守ってくれる人は、きっといます。

「ママがひとりで頑張りすぎない」ことが、何よりも大切です。 あなたらしい出産と育児を、心から応援しています。

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