子育てコラム

「断乳に迷っていませんか?」
 スムーズに進める方法を徹底解説

断乳はママが主導ですすめていくことですが、初めての赤ちゃんだとタイミングはどうしよう、どうやったらいいのかな、と悩みますよね。

進め方だけでなく、赤ちゃん期がおわる寂しさや、赤ちゃんに悲しい思いをさせたくない、という気持ちから決断が難しくなることもありますし、逆に職場復帰のために早い時期に断乳をしなければならないこともあります。

時期の早い遅いに関係なく、断乳は赤ちゃんにもママにも成長のステップの一つです。

前向きに、安心して断乳が進められるように、このコラムをお役立ていただけるとうれしいです。

>産後の悩みを相談できるカウンセラーはこちら

断乳を進められるかどうかの目安

(1)まずは食事だけで必要な栄養が摂れているかを確認しよう

チェックのポイントは3つです。

① 1回量をしっかり食べているか

② 3回食+捕食1回が摂れているか

③ 捕食は嗜好品としてのおやつではなく、栄養のあるものを選んでいるか

🔸捕食の例

・バナナやりんごなどの果物

・ヨーグルト(無糖タイプ)

・ゆで卵

・チーズ

・焼き芋

捕食は、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を補う大切な役割を果たします。

甘いお菓子などではなく、栄養バランスを意識した選択が大切です。特に、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富なものを選ぶと良いでしょう。

(2)体重が増えているかを確認しよう

赤ちゃんによって必要な栄養量には個人差があります。

少食の赤ちゃんであっても、体重が順調に増えていれば、断乳の準備が整っていると言えます。

体重の増加が安定していることを確認しながら進めましょう。

断乳の進め方

(1)昼夜一気にやめる

昼も夜も同時に断乳を始める方法です。短期間で断乳を終わらせたい場合に有効ですが、赤ちゃんにとってストレスが大きいこともあります。

(2)昼間だけ断乳する

昼間の授乳を先にやめ、夜間は続ける方法です。

昼間は赤ちゃんが他の活動に集中できるので、比較的スムーズに進められることが多いです。

(3)夜間断乳を先にする

昼間の授乳は続けたまま、夜間の授乳をやめる方法です。

夜間にまとまった睡眠が取れるようになるため、ママにとっても負担が軽減されます。

各家庭の状況や赤ちゃんの性格に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。

赤ちゃんとママの生活リズムにあわせて、始めやすい時間からスタートしてみましょう。

職場復帰を控えているママの場合、夜だけ授乳を続けるという選択肢もあります。

1週間ごとに授乳回数を1回ずつ減らしていき、1ヶ月で断乳を完了するなど、時間をかける方法もあります。徐々に進められるので、負担感が少ない方法です。

断乳の方法4ステップ

(1)ママが断乳を決意する
断乳を成功させるためには、まずママ自身が強い意志を持つことが大切です。ママの気持ちが揺らがないことが、断乳をスムーズに進めるための鍵となります。

(2)断乳する日を決める
断乳の日は、なるべくパパが家にいる日を選びましょう。

パパのサポートがあることで、ママの負担が軽減され、赤ちゃんも安心しやすくなりますよ。

家族全員で協力して、穏やかな気持ちで断乳に臨むことが大切です。

(3)子どもに説明する
断乳を始める前に、赤ちゃんに「おっぱいとバイバイする」ことを優しく説明してあげましょう。

おっぱいと別れてもママが変わらず大好きであることを伝えることで、赤ちゃんの安心感を高めることができます。

(4)断乳当日
最後の授乳は午前中に行うのがおすすめです。

断乳は赤ちゃんにとってもママにとっても大切な節目の瞬間ですよね。

この貴重な時間を写真やビデオに残しておくと、これからの育児の励みや思い出として心に残ります。

🔸「NGな進め方」もご紹介しておきます。

離乳食の進みが悪いのは授乳しているせい。だから断乳しなきゃ」という考え方になっていたら注意が必要です。

離乳食がうまく進まないからといって、授乳を中止することで解決するわけではありません。

断乳しても、赤ちゃんが離乳食を食べるようになるとは限りません。

むしろ、成長に必要な栄養が不足してしまう可能性があるため、本末転倒になってしまいます。

まずは離乳食の進捗を見守って、食べられるようになることを優先しましょうね。

その上で、必要な栄養が十分に摂れていると確認できたら、断乳を進めるのが良い方法です。

産後の悩みを抱えている方へ
お子さまへの対応や子育ての悩みについて、専門家に相談してみませんか?

NOALONでは、臨床心理士などのカウンセラーに オンライン で悩みを相談することができます。

断乳後のおっぱいのケア

・当日〜3日後

断乳直後は、張りや痛みを感じやすい時期です。

この期間中、痛みが強い場合は、圧抜き程度に少しだけ搾乳を行いましょう。

目安としては1日に1回程度です。

搾乳しすぎると母乳の生成が促進されてしまうため、注意が必要です。

また、熱っぽさを感じる場合には、保冷剤で冷やすと症状が緩和されることがあります。

・3日後

痛みや張りが続く場合は、少しだけ搾乳を続けましょう。

ただし、「少しだけ」がポイントです。

過度に搾乳すると母乳の生成が再開される可能性があるため、適切な量を心がけてください。

・6日後

乳管が詰まっている場合は、優しくマッサージを行って乳管の詰まりを解消しましょう。

マッサージは、痛みを軽減するのに役立ちますが、強く押しすぎないように注意してくださいね。

・断乳から1週間、2週間後

1週間、2週間と徐々に間隔を空けながら、少しずつ搾乳を行いましょう。

搾乳の回数や量は、痛みや張りの状況に応じて調整します。

もし、痛みがひどかったり、発熱がある、その他の異常を感じた場合は、速やかに助産院や母乳外来に相談することをおすすめします。

専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処が可能になります。

断乳後の赤ちゃんのケア

◎スキンシップをたくさんとろう

断乳後、赤ちゃんがおっぱいを欲しがったり、甘えてくることがあるかもしれません。

その際は、十分なスキンシップを心がけて、安心感を与えてあげましょう。

日中にたくさん遊んであげたり、抱っこしたりすることで、赤ちゃんは安心し、心のケアにもなります。

◎水分不足に注意

断乳後は、赤ちゃんが十分な水分を摂れているか、栄養がきちんと取れているかに注意が必要です。

赤ちゃんの体重を定期的に確認し、栄養と水分が摂れているかをチェックしましょう。

体重が少し減っても大丈夫ですが、栄養が不足しないように注意しましょう。

育児の不安は相談して解決しよう

今回のコラムでは、断乳を進めるママに向けての情報をまとめました。

断乳や育児に関して戸惑うことが多いかもしれませんが、赤ちゃんとの大切な時間を楽しむために、悩みや不安解消のヒントにしてもらえたらうれしいです。

もし断乳に関して不安を感じたり、赤ちゃんの栄養や体重が心配なときは、産科や助産院に相談することをおすすめします。

また、体力的に外出が難しい場合や、赤ちゃんとの外出が不安な場合は、自宅から利用できるオンラインカウンセリングサービスも非常に有効です。

NOALONでは、国家資格を保有した専門家が多数在籍しており、心理分野・看護分野・福祉分野・保育分野など、さまざまな悩み相談に対応しています。

断乳に限らず、ママの身体のことや家族の悩みについてもサポートを受けることができます。

1人で悩まずに、ぜひサポートを活用してください。

赤ちゃんとの生活をより楽しく、充実したものにするために、プロがお手伝いをします。

>産後の悩みを相談できるカウンセラーはこちら
今すぐ予約する
今すぐLINEで予約する