夏休みのワンオペ育児がしんどい
朝起きた瞬間に、「今日も一日、この子と二人きりか」と思う。まだ何も始まっていないのに、もう疲れている。夏休みのワンオペ育児には、そんな朝がありますよね。
連休なら「あと2日」と数えられます。でも夏休みは、終わりが遠すぎて数える気にもなれません。外は危ないくらい暑くて、公園にも連れて行けない。家の中では体力の余った子どもが騒ぎ、下の子は昼寝を邪魔される。そしてまた、お昼ごはんの時間がやってきます。
しんどいと感じるのは、あなたの我慢が足りないからではありません。夏休みは、そもそも長いのです。この記事では、40日を「1日ずつ耐える」のではなく「配分する」考え方をお伝えします。
こんな方にオススメ
・夏休みで上の子が家におり、下の子の育児と重なって気が休まらない方
・「まだ半分も終わっていない」と気持ちが折れかけている方
この記事を読むと···
・夏休みが連休よりしんどく感じる理由が分かり、自分を責めずにすむ
・40日を3つに分けて力を配分する方法と、暑い日の過ごし方の目安が分かる
>妊活・妊娠・育児に関する悩みを相談できるカウンセラーはこちら「夏休みがしんどい」のは、あなたが弱いからではありません

夏休みのつらさを人に話すと、「休みなのに?」と言われることがあります。でも、休みなのは子どもであって、ママではありません。まずは、しんどさの中身を言葉にしてみましょう。
- 連休より、夏休みがつらく感じる理由
- 「毎日お昼ごはん」が、想像以上に効いてくる
連休より、夏休みがつらく感じる理由
同じ「子どもが家にいる日」でも、連休と夏休みでは負担がまるで違います。いちばん大きな違いは、期間の長さです。
連休なら3日、長くても1週間。「あと少し」と自分に言い聞かせて走り切れます。ところが夏休みは、地域によって差はあるものの、およそ40日。ゴールがはるか先にあるので、同じペースで走ると息が切れます。
人は終わりが見えていれば耐えられます。夏休みには、その区切りがありません。カレンダーを見ても、まだ何週間も残っている。この先の長さが、気力をじわじわ削っていきます。
「毎日お昼ごはん」が、想像以上に効いてくる
夏休みのしんどさで見落とされがちなのが、お昼ごはんです。
普段なら、上の子は園や学校で給食を食べてきます。それが夏休みは、40日間ずっと自分の担当。朝ごはんの片づけが終わる頃には、もうお昼の準備です。
一食ずつは小さな作業でも、40回積み重なれば立派な負担です。「たかがお昼ごはんで」と思う必要はありません。回数が多いものは、それだけで人を消耗させます。
しんどさの正体を、分けてみる
「なんとなくつらい」を抱えたままだと、対処のしようがありません。分けてみると、手を打てる場所が見えてきます。
- 一人になれる時間がゼロになる
- 暑さで「外に出す」が使えない
一人になれる時間がゼロになる
普段は、上の子を送り出したあとに少し息をつく時間があります。夏休みは、その数十分が消えます。朝から晩まで、誰かがそばにいて、誰かが呼んでいる。トイレのドアさえゆっくり閉められません。
気持ちの余裕は、少しの空白があるから回復します。その空白がなくなると、疲れが抜けないまま次の日が始まります。イライラしやすくなるのは、性格の問題ではなく、回復の時間が足りていないだけかもしれません。
暑さで「外に出す」が使えない
子どもは体を動かすと機嫌がよくなります。だから普段は、公園に行けばだいたい解決していました。
けれど真夏は事情が違います。環境省は暑さ指数(WBGT)という目安を出していて、この数値が33に達すると熱中症警戒アラートが発表されます。子どもは体が小さく、地面からの照り返しも受けやすいため、大人以上に注意が必要とされています。
つまり「外で発散させる」手段が、夏だけ封じられます。有り余る体力を持てあます子どもと、逃げ場のない室内で過ごす。この構図そのものが、しんどさを生みます。
だからこそ、必要なのは我慢する力ではありません。長期戦であることを前提にした、力の配分です。
40日を「1日ずつ」ではなく「配分」で考える
ここからが、この記事のいちばん大切な部分です。夏休みは、走り抜けるものではありません。マラソンと同じで、配分を決めるところから始めます。
- 40日を3つの時期に分けて、力の入れどころを決める
- 1日に「山」をひとつだけ作る
- 暑さ指数を目安にすると、外遊びの判断が楽になる
- 「預ける日」を、先に予定へ入れておく
40日を3つの時期に分けて、力の入れどころを決める
40日をひとかたまりで見ると、それだけで気が遠くなります。3つに割ってみてください。
- 前半(最初の2週間):体力も気力もある時期。少し手のかかるお出かけや家族の予定は、ここに寄せる
- 中盤(真ん中の2週間):いちばんだれる時期。新しいことはしない。同じ過ごし方の繰り返しでよいと決めておく
- 後半(最後の10日前後):終わりが見えて持ち直す時期。生活リズムを園や学校に戻していく
大事なのは、中盤に何も期待しないと最初から決めておくことです。中盤に「もっと充実させなきゃ」と思うから、うまくいかないときに落ち込みます。中盤はしのぐ時期。それでいいのです。
1日に「山」をひとつだけ作る
一日の予定を細かく埋めると、崩れたときのダメージが大きくなります。おすすめは、その日の「山」をひとつだけ決めるやり方です。
午前中に水遊びをしたら、午後は動画でもかまいません。児童館に行った日は、夕食が簡単なもので終わってもいいのです。山がひとつあれば、その日は成立しています。
朝に「今日の山は何にする?」と子どもと決めるのもおすすめです。子ども自身が予定を分かっていると、それ以外の時間の要求が減ることがあります。
暑さ指数を目安にすると、外遊びの判断が楽になる
「今日は外に出していいのか」を毎朝悩むのは、それ自体が疲れる作業です。判断の基準を、自分の感覚から数字に預けてしまいましょう。
環境省の熱中症予防情報サイトでは、地域ごとの暑さ指数が毎日公開されています。数値が高い日や熱中症警戒アラートが出ている日は、外遊びをやめて室内で過ごす。そう決めておけば、迷う時間がなくなります。
「外に連れて行けなかった」という罪悪感も、数字が理由なら手放しやすくなります。出さない判断は、子どもを守る判断でもあります。
「預ける日」を、先に予定へ入れておく
限界が来てから預け先を探すのは、いちばん体力を使う方法です。順番を逆にしてください。
多くの自治体には、一時預かりやファミリー・サポート・センターの仕組みがあります。利用条件や料金、事前登録の要否は自治体によって違うので、お住まいの市区町村の窓口やホームページで確認してみてください。登録だけでも先にすませておくと、いざというときに使えます。
そして、夏休みが始まる前に「この日は預ける」とカレンダーに書き込んでしまいましょう。理由は「疲れているから」で十分です。予定に入っていれば、その日を目標に持ちこたえられます。
NOALONでは、臨床心理士などのカウンセラーに オンライン で悩みを相談することができます。
自分の気持ちも、置き去りにしないで
配分を決めても、しんどい日はやってきます。そんな日に自分をどう扱うかで、残りの日々の楽さが変わってきます。
- 「今日はこれでよかった」を、ひとつだけ書き留める
- 誰かに話すことは、逃げではありません
「今日はこれでよかった」を、ひとつだけ書き留める
夏休み中は、できなかったことばかりが目につきます。外に連れて行けなかった、怒ってしまった、また同じごはんになった。
一日の終わりに、できたことをひとつだけメモしてみてください。「昼寝ができた」「アイスを一緒に食べた」——その程度で十分です。
小さな記録でも、続けると自分の見え方が変わります。何もできていない日はなかったと、あとから確かめられるようになります。
誰かに話すことは、逃げではありません
夏休みのしんどさは、人に伝わりにくいものです。「休みでいいね」と言われると、それ以上は話しにくくなります。
けれど、言葉にできない気持ちは、そのまま体の疲れとして残ります。話す相手がいないときや、家族には言いづらいときは、専門家に話すという方法もあります。
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まとめ|夏休みは、走り抜けるものではなく配分するもの
夏休みのワンオペ育児がしんどいのは、あなたの我慢が足りないからではありません。40日という長さと、暑さで逃げ場がないという条件が重なっているからです。
- 夏休みは長期戦。連休と同じペースでは息が切れて当然
- しんどさの正体は「一人の時間がない」「外に出せない」の2つが重なること
- 40日を前半・中盤・後半に分け、中盤には何も期待しないと決めておく
- 1日の「山」はひとつでいい。外遊びは暑さ指数を目安にする
- 預ける日は、限界が来る前にカレンダーへ入れておく
そして、しんどさを一人で抱えこまないことも、同じくらい大切です。NOALON(ノアロン)なら、国家資格を持つカウンセラーが、あなたのペースで話を聞いてくれます。LINEから24時間365日、顔出し不要・会員登録不要で予約可能。料金は40分4,950円(税込)です。
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