「保育園の洗礼」
入園前にママができる対策とは?
春の訪れとともに、いよいよ保育園生活がスタートしますね。
入園準備に追われながらも、「ちゃんと通えるかな」「体調くずさないかな」と、不安を感じているなかで、特に耳にする「保育園の洗礼」という言葉。
入園してすぐ、鼻水が出たり、熱が続いたり。毎週のように病院通いになる…そんな話を聞いたことありませんか?
どんなに気をつけていても、完全に防ぐことは難しいものです。少しでも“洗礼”をやわらげるために「入園前後の準備」をしておきましょう。
この記事では、実際に多くのママが「やってよかった」と感じている対策をまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
>育児に関する悩みを相談できるカウンセラーはこちら「保育園の洗礼」ってなに?

入園して数日たった頃から、鼻水が出はじめる。ようやく治ったと思ったのに、今度は咳や発熱でまたお休みが続いて、気づけば週に何度も小児科へ…。
このように、入園すると、さまざまな病気をもらったり、体調を崩しやすくなる傾向があります。
保育園では、家では出会わなかった菌やウイルスにたくさん触れるようになります。
特に免疫がまだ不十分な1〜2歳の子どもは、どうしても体調を崩しやすいため、どんなに気をつけていても、感染をゼロにすることはできません。
でも、「そういう時期なんだ」と知っておくだけで、少し心がラクになることもあります。
そして実は、入園前や入園直後のちょっとした準備で、子どもやママの負担を軽くすることもできます。
次の章では、無理なくできる対策をご紹介します。
対策① 生活リズムを整える
保育園生活でまず大切なのが「生活リズム」です。
早寝早起きの習慣を少しずつ身につけておくといいですよ。
登園時間に合わせて朝起きるだけでなく、できればお昼寝の時間も園に近づけていくのがおすすめです。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつ慣らしていきましょう。
生活リズムが整うと、夜の寝つきもよくなります。
逆に、リズムが乱れたまま入園すると、脳が興奮しやすくなり夜泣きが増えたり、眠りが浅くなったりすることもあります。
睡眠の質が落ちると、免疫力も下がってしまいます。
体調を崩さず元気に通園するためにも、「早寝早起きリズム」を意識してみましょう。
対策② 手洗い・足洗いの習慣をつける
保育園では、いろんなおもちゃやお友だちとたくさん触れ合います。
だからこそ、「手洗い・足洗い」の習慣がとても重要です。
おうちに帰ったら、まずは手を洗い、できれば足もシャワーでサッと流すようにしましょう。
ごはんの前やおやつの前にも手を洗うなど、日々の積み重ねが、感染予防につながっていきます。
しかし、いきなり「今日から毎回やろうね!」と言っても、子どもは戸惑ってしまいますよね。
はじめはうまくいかないこともありますが、少しずつ生活の中に取り入れていきましょう。
続けるためには、ちょっとした工夫も効果的です。
たとえば、タイマーを使って「20秒洗えるかな?」と声をかけてみたり、好きな歌に合わせて洗うのもおすすめです。
「手をゴシゴシ〜♪」とママが一緒に声をかけるだけでも、子どもは楽しく取り組んでくれます。
手洗いは、子どもの体を守るためのシンプルで力強い習慣です。
無理なく、親子で楽しく続けていけるといいですね。
NOALONでは、臨床心理士などのカウンセラーに オンライン で悩みを相談することができます。
備えて安心!洗礼対策アイテム
保育園の洗礼にそなえて、あると便利なアイテムをご紹介します。
・ 鼻吸い器
保育園に通いはじめると、ほぼ毎日のように鼻水が出るようになった、という声をよく聞きます。
鼻水は菌の温床なので、こまめに吸ってあげることで、中耳炎や副鼻腔炎の予防にもなりますよ。
手動タイプ・電動タイプなど種類がありますので、子どもにもママにも使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
お手入れしやすいもの、という基準で選ぶのもおすすめです。
・ 食料・水分のストック
体調を崩したとき、子どもは食欲が落ちやすくなります。
そんなときに備えて、経口補水液・ゼリー・アイスなど、子どもが食べやすいものを常備しておくと安心です。
少しでも口にしてくれると、ママも少しラクになりますね。
お薬を嫌がることもあるので、アイスやお薬用のゼリーなども準備しておくと良いでしょう。
・ 除菌グッズ&処理用品
アルコールスプレーや次亜塩素酸水、汚物処理用のバケツ、使い捨て手袋などを、あらかじめそろえておくと安心です。
急な嘔吐や下痢にも慌てず対応できます。また、家族への感染予防にもつながりますよ。
・あったら便利:使い捨て吸水シーツ
嘔吐や食べこぼしなど、急な汚れに大活躍します!
1枚あるだけで掃除の手間がぐっと減ります。車や寝室に置いておくと便利です。
これらのアイテムを備えておくだけで、いざという時の不安がぐっと減ります。
「準備しておいてよかった〜」と思える日は、きっと来ますよ。
ママの心の準備とケアも忘れずに
子どもが体調を崩してばかりだと、ママは本当に大変です。
仕事の調整、看病、寝不足…がんばっているのに、「もっとこうしておけばよかった」「本当に復帰してよかったのだろうか」と、自分を思ってしまうこともあります。
でも、大丈夫。
保育園の「洗礼」は、誰もが一度は通る道です。ママのせいじゃありません。
むしろ、毎日お世話して、心配して、抱きしめて…それだけでもう、十分頑張っています。
つらいときは、無理して一人で抱えこまないでください。
SNSや地域の育児サークル、ママ友とのLINEグループなど、共感してくれる人に話すだけで、心が少し軽くなるかもしれません。
もし余裕があれば、ちょっとお茶を飲む時間や、お気に入りのお菓子を食べる時間を作ってみてください。
ほんの数分でも「自分のための時間」があると、気持ちが前向きになれます。
子どもが元気になるまで、ママの踏ん張りどきです。だからこそ、自分自身のケアも忘れずにしてくださいね。
さいごに
保育園の入園は、子どもにとってもママにとっても大きなスタートです。
でもその直後に訪れるのが「保育園の洗礼」。子どもの体調不良の連続に、ママは心も体もぐったりしてしまうこともあります。でも、事前にできることを少しずつ準備しておくだけで、不安はぐっと軽くなります。
・早寝早起きのリズム作り
・手洗い・足洗いなどの衛生習慣
・鼻吸い器や食料・除菌グッズなどの備え
・そして何より、ママ自身の心のケア
できることから少しずつ始めてみませんか?
ママが笑顔でいられることが、子どもにとっていちばんの安心です。
もしも心が苦しくなったときは、1人で抱え込まないことが大切です。
「夫には話しづらい…」「周りに相談できる人がいない…」「ママ友に話しても、みんな頑張っていて弱音が吐けない…」
そんなときは、専門家に相談するのもひとつの方法です。
最近では、自宅から気軽に相談できるオンラインカウンセリングサービスが人気です。
「NOALON」には、国家資格を持つカウンセラーが多数在籍しており、心理・福祉・看護・保育の専門家がママの悩みに寄り添ってくれます。
「子育ての悩み」「仕事との両立」「育児のストレス」など、どんな小さなことでも大丈夫です。
家にいながら相談できるので、気持ちを整理したいママにもおすすめです。
「少しつらいな…」と思ったら、気軽に頼ってみてください。
ママが心に余裕を持てることが、子どもにとっても、家族にとっても、いちばん大切なことです。
職場復帰は大きな変化ですが、慣れてくれば「自分らしい働き方」が見えてきます。
無理しすぎず、ゆるく、楽しく、新しい毎日をスタートさせましょう。
>育児に関する悩みを相談できるカウンセラーはこちら