「育児で孤独を感じていませんか?」
育児ノイローゼの症状、NG行動、セルフケア方法を解説
毎日一生懸命頑張っているのに、子育てをしていてモヤモヤしたりイライラしたり、不安が強くて眠れなかったり、なんだか心が晴れないな…そんな気持ちになったことのあるママは多いのではないでしょうか。
もしかしたら身体からのSOSかも知れません。
このコラムでは育児ノイローゼの症状とNG行動、セルフケア方法をまとめています。
「私って育児ノイローゼかな」と悩んでいるママは、あてはまることがないか、無理のない範囲で読んでみてくださいね。
>育児に疲れた悩みを相談できるカウンセラーはこちら育児ノイローゼとは?
育児ノイローゼは、育児によるストレスやプレッシャーが原因で心や身体に不調がでてしまう状態のことです。
完璧主義なところがあったり、人に頼るのが苦手だったりするママほどなりやすいと言われています。
赤ちゃんのお世話や子育てのストレスが重なると、イライラしたり、不安を感じたり、眠れなくなったりしますが、ノイローゼの状態になったとしても、本人には自覚がなく気が付かないケースも。
無理を続けてしまうと育児ノイローゼが悪化したり長引いてしまうこともあります。
早く気がついて、正しくケアすることが大切です。
育児ノイローゼで起こる5つの症状
具体的にどんな症状が現れるのでしょうか。5つのツライ症状について説明していきますので、これらの症状に心当たりがないかチェックしてみましょう。
1. 疲れやすい、イライラする、落ち込みやすい
・ちょっと動いただけで疲れてしまう
・些細なことでイライラしてしまう
・気分が落ち込んで、何もやる気が起きない
2. 集中力・記憶力が低下する
・いつもより物忘れがひどい
・考えごとがまとまらない
・やり始めたことにすぐ飽きてしまう
3. 不眠症状・食欲がない
・寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたりする
・食欲がなくなり、体重が減ってしまう
4. 孤独を感じる、理解されない気持ちがある
・周りの人に理解してもらえていない気がする
・孤独を感じて、誰とも話したくない
5. 子どもに怒りっぽくなる
・些細なことで子どもに怒ってしまう
・子どもを叩いてしまうことがある
なぜ育児ノイローゼになるの?
・育児によるストレスや疲労が溜まっている
24時間休みなしの育児、心も身体も本当にクタクタになりますよね。夜泣き、イヤイヤ期、ご飯を食べないなど赤ちゃんのお世話だけで大変なのに、家事も山積み。
自分の時間も全然ない状態だとストレスや疲労がどんどん溜まり、イライラや落ち込みの原因になります。
・睡眠不足が続いている
夜泣きや授乳など赤ちゃんのお世話で、夜もまともに眠れない。
まとまった時間眠れない。昼間もぐったり疲れているけれど、ゆっくり休む時間もない。
睡眠不足は集中力や判断力の低下だけでなく、イライラや不安の原因にもなります。
・周囲からのサポートが少ない
一人で抱え込まず、周りに助けを求めることが大切です。
でも、近くに頼れる人がいなかったり、パパの帰りが遅い、遠慮して甘えられなかったりすると、どんどん孤独感が高まってしまいます。
・完璧主義だったり、人に頼るのが苦手だったりする
「完璧にやらなきゃ!」「人に頼るのはダメ!」そんな風に思ってしまうと、自分一人で全てを背負い込んでしまいます。
周りに助けを求めることに抵抗があると、心身を追い詰めてしまいます。
育児ノイローゼの症状を悪化させるNG行動
ついついやってしまいがちな行動を4つご紹介します。
1.完璧をめざす
すべてを完璧にこなそうとすると心身に負担がかかり、孤独感やストレスを悪化させてしまいます。
2. 周囲と比較する
SNSなどで他のママさんの様子を見ると、自分だけがうまくいっていないような劣等感を抱いてしまうことがあります。
3.SOSの出し方がわからない
周囲に助けを求めるのが苦手で一人で抱え込んでしまうと、症状が悪化してしまいます。
4.自分を責める・ネガティブに考える
些細なことでも自分を責めてしまうと、自己肯定感が下がってしてしまいます。
NOALONでは、臨床心理士などのカウンセラーに オンライン で悩みを相談することができます。
心が軽くなる!育児ノイローゼを乗り越えるためのヒント
育児ノイローゼを乗り越えるために、ヒントを集めました。簡単に始められるものもありますので、ぜひ取り入れてくださいね。
1. 周囲に助けを求める
一人で抱え込まず、家族や友人、行政機関など、周囲に助けを求めましょう。
育児に関する悩みを共有したり、家事や育児を手伝ってもらったりすることで、気持ちが楽になります。
子育て支援センターの利用、民間のベビーシッターや家事代行サービスの利用を検討してみましょう。
2.自分を責めない
育児ノイローゼは、誰にでも起こり得るものです。
完璧を求めず、自分を責めないことが大切です。
小さなことでもできたことを褒めてあげて、自分自身をいたわりましょう。
ちょっとした考え方で見え方も変わります。
- 「今日は何もできなかった」 と思うのではなくて、「赤ちゃんと遊べたな」「ご飯を作れたな」 と考える。
- 「完璧なママにならなければいけない」と思わずに、「赤ちゃんと一緒に成長していく」と考える。
- 「周りの人と比べて落ち込む」 のではなく、「自分の子どもと自分のペースで育児をする」 と 決意する。
十分に頑張っている自分を褒めてあげましょうね。
3. 小さな成功体験を積み重ねる
家事や育児を完璧にこなそうとせず、小さな目標を設定してクリアすることで、自信を積み重ねることができます。
例えば、「今日は1時間だけ子どもと遊ぶ」「今日は簡単な料理を作る」など、無理のない目標から始めましょう。
達成できた目標は記録して自分を褒めると効果的です。
4. リラックスできる時間を作る
育児に追われる毎日の中で、自分だけのリラックスできる時間を作るようにしましょう。
好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、趣味を楽しんだりすることで、心がリフレッシュします。
例えば、毎日15分だけでも自分の時間を作る、好きな音楽を聴きながら入浴する、読書や映画鑑賞などの趣味を楽しむ、ストレッチやヨガで身体を動かす、などできることから取り入れてみましょう。
5. 専門家の力を借りる
「5つの症状」で当てはまる項目が多かったママは、一人で抱え込まずに、カウンセラーや精神科医などの専門家に相談しましょう。
専門家からのアドバイスや治療を受けることで、症状を改善することができます。
地域の保健所や精神科を探す、民間の育児支援サービスを利用するなどしてみてくださいね。
そんな時間も気力もないよ…というママは、オンラインカウンセリングを利用するのがオススメです。
自宅から顔出し不要でサービスを受けることができます。
NOALONには国家資格を保有した専門家が多数在籍していて、
心理分野・看護分野・福祉分野・保育分野など様々な悩み相談に対応しています。
モヤモヤを吹き飛ばして、ママと赤ちゃんのための時間を増やしてくださいね。
カウンセラーとお話をしていく中で、悩みごとが整理されていくこともあります。「だれかに話を聞いてほしい」というときや「こんなことで相談していいのかな?」と迷うときもお気軽にご相談ください。
>育児に疲れた悩みを相談できるカウンセラーはこちらさいごに
育児ノイローゼはママだけでなく、家族全体に関わる問題です。
パパへの不満が溜まり必要以上に攻めてしまって夫婦関係が悪化してしまうこともありますし、ママの不安は赤ちゃんにも伝わるといわれています。
辛い気持ちや身体の不調をそのままにせず「家族のため・赤ちゃんのため」にもケアをしていきましょうね。