「利用していますか?」
育児を支援してくれる産後ケアサービス
出産後、自宅に戻ってもサポートしてくれる人がいなくて不安、赤ちゃんのお世話の仕方や生活リズムがつかめない、夜も眠れないため体調が優れない・・・などのお悩みはありませんか?
そんなときに頼れるのが「産後ケア」サービスです。
プロの力を借りて、より楽しく赤ちゃんとの時間を過ごすために、どのような支援サービスがあるのかをご紹介します。今は大丈夫と思っているママも、いざというときのために知っておくことが大切ですので、ぜひ読んでみてくださいね。
>育児に関する悩みを相談できるカウンセラーはこちら産後ケア事業とは?
産後ケアを必要とする出産後1年を経過しないママや赤ちゃんに対して、産後も安心して子育てができるように心身のケアや育児のサポートなどを行う支援サービスです。
出産直後はママの身体的・精神的な負担が大きく、また初めての育児に戸惑うことも多いため、専門的な支援が役立ちます。
2019年に母子保健法の一部が改正され「産後ケア事業」の実施が市町村の努力義務となりました。民間サービスだけでなく、自治体のサービスも充実してきています。
どんなサポートが受けられるの?
産後ケア事業は、病院、診療所、助産院、産後専用施設、ホテルなどの施設で実施していて、保健師や看護師、助産師、臨床心理士などの専門家が対応しています。
ママの身体的・心理的ケアや育児サポートなど幅広くサポートを受けることが出来ますよ。
<主なサービス>
・母体の身体的ケア(睡眠時間の確保、食事の提供、マッサージや骨盤ケアなど)
・授乳のサポート(授乳や搾乳の指導・アドバイス、乳房マッサージなど)
・生活指導(栄養管理、体操やエクササイズなど)
・育児指導(沐浴・オムツ替え・だっこなどへのアドバイス)
・ママ同士の交流産後ケア事業の種類
◯自治体が行っている産後ケア事業は主に3種類
1.宿泊型
病院や助産院などに宿泊してケアを受ける方法です。
赤ちゃんと一緒に滞在でき、長い時間ゆっくりと過ごすことができます。
栄養バランスの取れた食事提供をしてもらえたり、夜間に赤ちゃんを預けて睡眠時間の確保ができるなど、しっかりと身体を休めたいときにおすすめです。
個室の利用や長期間の利用ができる場合もあります。
2.日帰り型(デイサービス型)
日中だけ施設に通いながらケアを受ける方法です。
個別、もしくはグループで対応してもらえます。
午前中から夕方までの時間帯で短時間の利用が可能なので、気軽に利用しやすいのがポイントです。
利用者同士の交流で仲間づくりができる場合もあります。
3.訪問型(アウトリーチ型)
自宅に助産師等が来てケアを受ける方法です。
家から出る必要がないので移動の負担が少ないことや、慣れた場所でサポートを受けられます。
自宅でアドバイスを受けられるので、実際の生活環境に即したサポートをしてもらえるのがポイントです。
○民間で行っている産後ケア事業
自治体のほかに民間で行っている産後ケア事業があります。
ラグジュアリーなホテルや宿泊施設で行っているサービスもあり、
基本的なケアやサポートに加えて、ママや赤ちゃんのボディケアサービスも受けられる場合が多いです。
ママは骨盤ケア、産後ヨガ、ボディ・フェイシャルトリートメントやアロママッサージ、ヘアケア、赤ちゃんはベビーマッサージ、チャイルドケアなどを受けて、よりリラックスして過ごせる工夫がされています。
各スタイルの特徴を理解して、ご自身にあった方法を選んでくださいね。
またプランによっては家族で一緒に宿泊できたりと、自治体とは違うきめ細やかなサービスを受けることができます。
費用はどのくらい?
産後ケアサポートの費用は、サービスの内容や期間、民間か自治体かによって大きく変わります。
民間の産後ケアの場合、宿泊型は1泊2〜6万円程度、日帰り型は1回につき1万円〜2万円程度。
訪問型は、1時間2,000〜6,000円程度が一般的です。
自治体の産後ケアの場合は、民間の約半額程度の料金になっています。自治体では補助が支給されるため、民間よりもリーズナブルに受けられる場合が多いです。
ただし、利用できる時期や利用回数に制限があり、事前申請をしてからの利用が一般的なので、一度お住まいの自治体に問い合わせると良いですよ。
「産後ケアについて知りたい」と伝えれば案内をしてくれます。
自治体だけでは日数やケアが足りないこともあるので、民間の産後ケアも一度検索してみるのがオススメです。
どんなサービスがあるのかを知っておくだけでも、いざというときの安心材料になるはずです。
NOALONでは、臨床心理士などのカウンセラーに オンライン で悩みを相談することができます。
1人で頑張りすぎず、サポートを活用しよう
産後のママの心と体に寄り添ってくれる産後ケアサポート。
少しでも辛かったり不安を感じたりしたら、利用を検討しましょう。
産後数ヶ月は出産のダメージ回復に非常に大事な時期です。
無理に妊娠前の日常生活に戻そうとしたり、すべて1人抱えてしまうと、身体の不調だけでなく心の疲労もきたしてしまいます。
プロの助けを借りて、無理のない環境でゆっくりと育児に向き合うことが大事です。
気軽にサポートを受けてくださいね。
不安な気持ちはあるけれど外出に抵抗があるママへ
外出が億劫に感じられたり、自宅に訪問されることに抵抗があるママもいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、疲労感や不安感をそのままにしておくと、ママ自身が苦しく辛いだけでなく、子育てが思うようにいかず赤ちゃんの成長にも影響がでてしまうこともあります。
早めに適切なサポートを受けることが大切です。
オンラインカウンセリングであれば、赤ちゃんを連れ歩くことなく自宅でサポートを受けられますよ。
NOALONには国家資格を保有した専門家が多数在籍していて、
心理分野・看護分野・福祉分野・保育分野など様々な悩み相談に対応しています。
自分の悩みを言葉にすることで、自分の感情を見つめ直したり、状況を整理したりすることもできます。
今回のコラムでは産後ケアサービスをご紹介しましたが「色々あって1人で選べない」「どれが自分にあっているのか分からない」という場合には、福祉職カウンセラーに是非ご相談ください。
こんな相談をしてもいいのかなと構えずに、一緒に解決してもらいましょうね。
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