子育てコラム

「帰省中の注意」
年末年始に赤ちゃんの安全を守るポイント

実家に帰省すると、久しぶりに会う家族や親戚との楽しい時間が待っていますが、気をつけたいのが、赤ちゃんの「誤飲」です。

興味津々の赤ちゃんは、何でも口に入れてしまうものです。特に、実家には、赤ちゃんが触ったことがないような新しいおもちゃや、普段見かけないものがたくさんあるかもしれません。

誤って口に入れてしまうと、窒息や食中毒などの危険が伴います。

 今回は、帰省中の赤ちゃんを「窒息事故」や「誤飲事故」から守るために、誤飲しやすいものや、万が一の対処法、連絡先をまとめました。

お守り代わりにブックマークしておいてくださいね。

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注意したい食べ物

赤ちゃんは食べる力や飲み込む力がまだ十分に発達していません。

そのため、食べ物の形や硬さによってのどに詰まったり、気管に入りやすくなったりすることがあります。

赤ちゃんにとって危険な食べ物の特徴について解説します。

喉に詰まりやすいもの

ミニトマト、お団子、こんにゃくゼリー、お餅、アメやグミ、ぶどう

丸いものはつるっと入ってしまうため、1/4ほどの大きさにカットしましょう。

気管に入りやすいもの

ピーナッツ、煎り大豆、枝豆

大人のおつまみなどで手の届く場所にある…というシーンも多いです。

 小さく軽いものは気管に入りやすいので、手の届かない場所に置きましょう。

のどに張り付きやすいもの

海苔、わかめ、パン

食べるときに口の中で広がり詰まりやすいです。水分でしっとりとさせたり、小さく切っておくなど工夫して、食べている間は大人が見守ってあげるようにしましょう。

目安は”トイレットペーパーの芯”の大きさ

赤ちゃんが誤飲する可能性が高くなる時期は、生後7ヶ月から。

この頃になると行動範囲が広がり、手当たり次第にものを口に入れるようになります。

手の届く場所に危険な物が置いてあると事故につながります。

特に帰省中は、普段と環境が変わるため、思わぬ場所に危険が潜んでいるかもしれません。

誤飲対策で大切なのは、目を離していてもすぐには誤飲に繋がりにくい環境を作っておくことです。

薬や電池、小さなおもちゃなど、赤ちゃんが飲み込めるサイズのものがないか確認してください。

3歳以下の子供が飲み込めるものの目安は「トイレットペーパーの芯を通る大きさ」と言われています。親戚にも声をかけておき注意してもらうと良いでしょう。

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危険なものを誤飲してしまったら?

◯ 医薬品  

赤ちゃんが医薬品を飲み込んでしまった場合、まず何をどれだけ飲んだのかを確認し、すぐに病院や救急相談センターに連絡しましょう。可能であれば、飲み込んだ薬のパッケージを持参してください。無理に吐かせることは危険です。専門家の指示に従って行動しましょう。

◯ たばこ  

たばこを飲み込んだ場合、すぐに赤ちゃんの口の中を確認し、残っているものを取り除きます。その後、病院や救急相談センターに連絡してください。たばこに含まれるニコチンは少量でも危険です。水やミルクを飲ませてはいけません。専門家の指示を待ちましょう。

 ◯ 電池  

ボタン電池などを飲み込んでしまった場合、至急病院に連絡し、受診してください。電池は体内で化学反応を起こし、内臓を傷つける恐れがあります。レントゲンが必要になる場合もありますので、飲み込んだことがわかったらすぐ行動しましょう。無理に吐かせることは避けてください。

 ◯ 家庭用殺虫剤  

家庭用殺虫剤を飲み込んだ場合、まずは赤ちゃんの状態を確認します。口に残っている薬剤があれば拭き取ります。次に病院や救急相談センターに連絡してください。成分によって対処法が異なるため、使用した商品の容器やラベルを持参してください。水を飲ませるかどうかも専門家の指示に従いましょう。

もしものための、緊急連絡先一覧

こども医療電話相談事業

「♯8000」をプッシュ

こどもが急な病気や怪我をしたとき、医療機関を受診すべきかどうか、対処方法の相談ができます。

医師や看護師が電話でアドバイスしてくれます。

救急安心センター事業

「♯7119」をプッシュ

救急車を呼ぶべきか、どの医療機関に行くべきかを相談できます。消防に直結しているので、そのまま救急車を呼ぶこともできます。

また、子供から大人まで年齢を問わず、どなたでも利用できます。

中毒情報センター110番

つくば中毒110番:029−852−9999(9~21時対応)

大阪中毒110番:072−727ー2499(24時間対応)

化学物質や動植物の毒などによって起こる急性中毒の相談ができます。

子供から大人まで利用できます。

たばこ事故専用電話

072-726-9922(24時間対応)

自動音声応答による情報提供です。

これらのダイヤルを利用する際は、何を飲んだか、誤飲した量、時間などを整理しておくと、スムーズに相談が進みます。

年末年始を安心して過ごすために

年末年始は、家族や親戚との時間が増え、赤ちゃんにとっても普段とは違う環境になります。

この時期は、赤ちゃんの安全を守りながら、周囲との交流や家事をこなす中で、ママ自身が疲れてしまうこともあるでしょう。

さらに、「赤ちゃんが危険なものを口にしないか心配」「家族からのアドバイスが負担になる」「少しでも一人の時間が欲しい」といった不安や疲労が重なることも少なくありません。

そんなときは、一人で抱え込まずに専門のサービスを利用してみませんか?

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NOALONには国家資格を保有した専門家が多数在籍していますので、

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この年末年始は、ママも無理をしすぎず、自分を大切にしながら家族との時間を楽しむために、ぜひこうしたサービスを活用してみてください。

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